クラブの歴史

「今井カップ」の由来

   「今井カップ」の「今井」というのは、もちろんある方の名字です。その方のお名前は今井孝(いまい たかし)さんといいます。

 

 今井さんは、サッカー経験者で息子さんがサッカー部に入っていたこともあって、先生と一緒にサッカー部を指導していました。そして、「鳥屋野ファイターズ」が地域のクラブチームとして活動を始める平成14(2002)年度に、自分の息子さんは小学校を卒業していたにも関わらず、代表・監督・コーチとしてクラブ運営を一人で切り盛りしていました。

 

 当時は四年生から六年生の3学年で部員数は50名を超えていました。それにもかかわらず保護者の意識は学校の部活動に対するものと変わりなかったので、子どもたちの指導はもちろんの事、外部との折衝や連絡等クラブの全てを今井さんにお願いしていました。

 

 その後、今井さんの高校時代の先輩である倉田さん(総監督)、久住さん(審判部責任者)をはじめ、多くのサッカー仲間にコーチを引き受けていただいたり、一人二人とお手伝いをするお父さんが出てきて、現在につながっています。

 

 そんな「鳥屋野ファイターズ」の礎を築いた今井さんでしたが、平成15(2003)年10月2日に急逝されてしまいました。現在「鳥屋野ファイターズ」が存在しているのは、クラブの誕生期に尽力いただいた今井さんがいらっしゃったからこそと考えています。

 

 そこで、今井さんの功績をこれからも永く伝えていきたいと思い、その名を冠とした親睦会を「今井カップ」と呼び、平成16(2004)年から毎年開催しています。当日は、卒団生・コーチ・保護者、そしてもちろん子どもたちが一同に会しサッカーを楽しみ、今井さんを偲び、称え、感謝する一日にしたいと思っています。

                                      (文責:小松原 2015.5月加筆修正)